確か白洲正子のエッセイで、若貴をベタ誉めしている文章があったな、と思って探してみたら、『夕顔』の中にあった。若貴というより、憲子さんのおかみさんとしての姿勢を誉めているのだが、今のこの状況をきっと白洲正子も草葉の陰で泣いてると思うよ〜。徳光さんとか、「人格的に本当に立派な兄弟ですね!」みたいなこと言ってた人たちも、あちゃーって感じだろうな。
今朝は若の奥さんの美恵子さんのインタビューがテレビで流れていたが、美恵子さんといえば、私の世代には、ちょっと思い入れのある人なんである。夕顔 (新潮文庫)
雑誌「Olive」の読者モデルとして登場した旧姓・栗尾美恵子さんは、当時私立高校の生徒だったと思う。ロングヘアをなびかせていた頃は、まあ、特にそんな目立つ感じでもなかったのだが、誌上でバッサリと髪をショートにした途端、ものすごく輝いて見えた。「栗尾さん、可愛くなったね!」とかキャプションついてた。私なんか、その切り抜き持って、美容院行ったもんなー。その後、スッチーになったらしい、という噂を聞いていたが、しばらくしてある日突然、若の婚約者として再度現れてビックリした。今は、なんかギャルママみたいになってるが、当時は、清楚で透明感があって、キュートでホント可愛かった。
人相って変るんだな。気をつけよう。
恵比寿でやっていた「チャレンジ・キッズ」全米900万人が参加する、スペリング大会の模様を追ったドキュメンタリーを観に行った。すごく面白かった。どの世界にも、変りもんがいるんだな。自分のミスを、「出題者の発音が悪かったからだ」とか人のせいにするガキんちょがいたり。でも出てくる単語が、「ワライカセミ」とか「ミュンヒハウゼン症候群」とか「脳髄」とか、使わねーだろ、普通、みたいな単語のスペルなのに「この言葉の語源を教えてください」とか「定義を教えてください」とか短い質問するだけで、答えていくのだ。
ドキュメンタリーってどこにでも素材が転がってるんだな。