2005-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスが近くなると思い出す。 あれは、3,4年前だったろうか。私は、実家近くのカトリック教会に両親とともにミサに行った。 ミサが終わったのは、夜10時近く。父は、教会の片づけがあるから、お前達先に帰れ、と言われ、母と私はタクシーで帰ろうとした…

落ち込んだ時、やさぐれた気分の時、手にするのは決まってこの数冊の本だ。 ・『忘れられた日本人』宮本常一 「土佐源氏」土佐の盲目の乞食の艶話。誰か、例えば新国劇の島田正吾さんあたりが、一人芝居で演じてくれたら面白いのに、と思っていたら、亡くな…

小さい頃読んだ本の中で一番印象に残っている絵本。「どろぼうがっこう」というシチュエーションがまずおかしいし、「くまさかせんせい」も「かわいいせいとたち」も顔がめちゃくちゃ怖い。 「あしたはえんそくです」「わーい」「せんせい、おかしもっていっ…

昔、韓国人の友人(女性)が、日本の女はなぜあんなに男性に下手に出るのか、もっと堂々と自分の意見を主張すればいいじゃないか、と言っていたことがあるが、アッシーくん、メッシーくんなど言い放っていたバブル時代から現代まで、裏を返せば、跪き、傅き…

「空中庭園」とてもいい映画だった。衝撃的なラストが、とても怖く、そしてとても暖かく感じた。あんな感覚は初めてだ。キョンキョンは私の生涯見た映画の中の主演女優賞とったかも。クスリやってたとしても、豊田利晃監督は、すごい。感動した! 最後の最後…

鎌倉に行ってきた。目についたものはこれ。理容室の表に飾られている植木鉢。雨風にさらされてグロくなっていた。

このインタビュー読んで、ますますこの映画観たくなった。…が多分公開できないんだろうなぁ。「作った映画は早く公開してほしい」って、自分が逮捕される前に、って意味だったのかしら。 http://www.dgj.or.jp/japanese/news/05-4/05-4-a_garden_in_the_sky.…

スポーツジム、かなり楽しい。週に4回くらいのペースで行っている。シーテッドロウとかショルダープレスとかいうマシンを使って、かなり全体的にしまってきた。体重はなぜか変らない。あとはエアロビのダサい踊りを何とかすることと、ヨガの時、ヨガマットの…

とある占い師に、あなたの前世はオランダに移民してきたポルトガルの少女だ、と言われた。父親に連れられて無理やり移民になったので、以前住んでいた場所に執着があり、いつも心ここにあらずの状態です、とのこと。そして父親の言いなりになってかなり無気…

小谷野敦『帰ってきたもてない男』を読んだ。常々、うっすらぼんやりと考えていたようなことが、はっきりと率直に(身も蓋もなく)書いてあって、すごく面白かった。「小泉純一郎にセックスの相手はいるのだろうか」とか「(二十代と三十代の処女童貞は違う…

Yasukuni神社の縁日に行ってきた。以前来た時も思ったが、「ここ、神社じゃねーな」というのが感想。 必ずある見世物小屋もそうだが、「日の丸歌手」とか「戦争博物館」とか「東京裁判は国際リンチだ!」と書かれた行灯とか、そんなんで溢れかえってるんだも…

ふと思ったのだが、「(日本)アカデミー賞作品賞」と「(日本)アカデミー賞監督賞」ってどう違うんだろう?「作品」=「監督の力量」ではないのかな。「監督賞」は取れて「作品賞」は取れなかった場合の監督は、じゃ、何を表彰されているのか。監督のする…

渋谷のHMVでセールしてたので、クレイジーケンバンドのベストとサンボマスターの2年程前に出たCDを購入。そのふたつのCD聴きながら、男の子も失恋するのかな、などと考えた。この前、テレビに競馬の騎手の福永が出てて、昔、好きになった女の子に何度も告白…

草なぎ君主演のリメイクで思い出したが、昔とある名画座の看板に「特集・日本の歴史」と銘打って「日本誕生」と「日本沈没」二本立てというのがあった。

ふとあるレシピ本を読んで作りたくなった「トマト焼きごはん」。何がいけなかったのか、超まずかった。 思いつく原因 1.お米が超古米 2.レタスがなくてサラダ菜を使った 3.そもそもごはんとトマトは合わない

とある友人のすすめで「りーでぃんぐ」というのを受けてみた。「りーでぃんぐ」というのは、人の発するオーラを見てもらって、それを話してもらうことによって幾分かのアドバイスを受ける、というもの。半信半疑のまま受けたが、受けた後もちょっと半信半疑…

秋に結婚するM子ちゃんのウeディングドレス選びに付き合う。レンタルとはいえ、40万とか60万とかするウeディングドレスのカタログを見ていると、20万円でも「あー、安いね、これ」とか言い出しかねない。 試着室のカーテンを開けると、M子ちゃんの姿がちゃん…

お昼ごはんを買いに外に出たところ、いきなり乳母車を引いた外人の男女に「東京タワーはどこですか?」と(英語で)聞かれた。そこから東京タワーまでは、歩けば1時間近くはかかる。そもそもここから東京タワーは全然見えない。思わず、「ヴェリーファーよ?…

E子ちゃんと鎌倉散策。第一の目的は某店の店長さんがかっこいい、というのでそれを見に。その後、小町通りの横の露地を入ったところにある「手相見」の看板に引かれ、生まれて初めて「手相」を見てもらった。わりと若い感じのお姉さん。「うーん、あなた、か…

千円でべろべろ

北千住の「天七」と「大はし」という店に行ってきた。「天七」は立ち食いの串揚げ屋さん。1本140〜170円。大阪風にカウンターにソースの容器があって「二度づけお断り」の貼り紙。キャベツのざく切りが山盛り。串揚げはどれも美味しかったが、特にレンコンと…

中島らもの『せんべろ探偵が行く』を読む。「せんべろ」とは、「千円でベロベロになれる店」という意味。関西では「つまみ」のことを「アテ」というんだな。安い飲み屋で語られる、ゆるい関西弁の会話がなんともいい感じ。時々らもさんが思い出したように語…

最近やたらと眠い。どんな大事な会議でも、どんな面白いドラマでも、すーっと引き込まれるように寝てしまう。うちの部署から1名しか出ない会議で寝ちゃうし、昨日も抱腹絶倒のお芝居を観たのだが、周りの大笑いの声を子守唄にスヤスヤ寝てしまった。先週も、…

87歳になる九州のおばあちゃんが東京のおじさんの家に引きとられてきた。おばあちゃんは、とりあえず元気なのだが、いかんせんボケが始まっている。私が会いに来たところ、自分が今までいた九州に会いに来たと勘違いして、「まー、いつ来たの?」「いつまで…

本多劇場に「隣の男」を観に行く。大森南朋のがたいの良さが印象に残った。ものすごく前の方で観たので、煙草吸う場面では煙草の煙の香りがこちらまで来て、土ぼこりを払う場面では、ちょっとむせた。なんて孤独で寂しい男の話だろう、と思った。 夜、Mさん…

今朝のめざましテレビで、みずがめ座は12星座中12位。ラッキーメニューは「天丼」と聞いたところで、天丼…まず食わないな、とあきらめつつ出勤。ところが、お昼に、昨日上司の一周忌の反省会というわけのわからない会合に出て帰宅しなかったT氏より電話があ…

確か白洲正子のエッセイで、若貴をベタ誉めしている文章があったな、と思って探してみたら、『夕顔』の中にあった。若貴というより、憲子さんのおかみさんとしての姿勢を誉めているのだが、今のこの状況をきっと白洲正子も草葉の陰で泣いてると思うよ〜。徳…

ムコ殿

Mさんが「ムコ殿」(竹内結koバージョン)を観ると、ボロボロ泣ける、というので、思わずTSUTAYAで借りてきてみた。しかし、1巻目(1〜3話)は欠損しており、4巻目(10〜12話)は貸し出し中なので、すごい中途半端な状態で見た。特にボロボロ泣けるという話…

昨日、Iちゃんと渋谷で飲み、久しぶりに泥酔した。 断片的に覚えていること。 ・3回ほどトイレに立った。 ・Iちゃんの言葉にうるうるきて、泣く(但し何を言われたかは覚えていない)。 ・別れ際、かたい握手をした。 ・駅から家までチャリに乗ったら、うま…

静岡で映画撮影中のT氏の陣中見舞いに行く。 彼は今、91歳になる自分のおばあちゃんとおばあちゃんをとりまく人々を撮っている。おばあちゃんは、今も雑貨屋さんで現役で働いていて、朝からお店の掃除、接客、品物を包んだり、と元気に働いている。耳が遠く…

横浜散策

Mさんと横浜シルク博物館へ「世界の風呂敷展」を見に行く。南アメリカ、アフガニスタン、韓国、中国、あらゆる国に、「風呂敷」的な使われ方をする布がある。それは、物を運ぶ時に使うのだが、そのモノは例えば、穀物だったり、遺体だったりする。「包む」だ…