とある占い師に、あなたの前世はオランダに移民してきたポルトガルの少女だ、と言われた。父親に連れられて無理やり移民になったので、以前住んでいた場所に執着があり、いつも心ここにあらずの状態です、とのこと。そして父親の言いなりになってかなり無気力な状態になっているので、あなたは自分の意思を強く持つことが大事です、と。そして、何か体を燃焼させるようなスポーツをしなさい、エアロビクスとかパワーヨガとか…!と言われたので、早速スポーツジムに入会してしまった。…この時点で既に人の言いなりになっているのだが。
とりあえず、エアロビクスの教室に入ったのだが、あああんなに大変だとは思わなかった!
全くついていけず、時々壁一面の鏡に映る私の姿は、まるでホリプロタレントスカウトキャラバンの応募ビデオの中の井森美幸のようだった(井森美幸がテレビに出る度に流れ、皆が大笑いする恥ずかしいダンスのビデオ)。あとせっかくだから、体を燃焼させてやせようと思うのだが、エアロビの先生方が皆妙に体格が良いのが気になる。腕の筋肉とか足のふくらはぎが妙にパンっ!と張っているのだ。
ところで今、人生何度目かの「北の国から」テレビシリーズを最初から見始めている。つくづく良くできたドラマだ。毎回観る度に感情移入する人が違うのだが、今回はつらら(熊谷美由紀)の台詞一つ一つに泣けた。あと、伊丹十三もうまいなー。令子(いしだあゆみ)が死んだ後、お通夜の席で、ずっと体を揺らし続けている伊丹十三。こういう悲しみの表現があったのか。
でも今回一番印象に残った台詞は草太兄ちゃん(岩城こういち)の
草太「釣りあるべ、釣り」
五郎「釣りがどうした」
草太「糸がからまったことあるべ。糸がこうからまってくしゃくしゃになってどうにもとけなくなったことあるべ」
五郎「それがどうした」
草太「オラの頭がその状態だ」
という台詞だ。
ある意味、占いもエアロビもパワーヨガも、草太兄ちゃんのいう「釣り糸がからまった」状態の頭をほどくためにやってるのかもしれない。金かかるなー。